2008/10/01
錦織選手のインタビューです
2008年 USopen tennis 3回戦後「フェレール(スペイン)」
のインタビューです。
Q:今日の試合の感想は。
今すごくハッピーです。今はそれしか言葉がありません。第5セットはあきらめるわけにいかなかった。彼は第3セットと第4セット、素晴らしいプレーをし始めた。僕は疲れてほとんど脚が痙攣しそうだった、でも、僕はダビドと試合してる、彼は世界4位だ、その彼と5セットやってるんだって考えようとした。そう思うとちょっと嬉しくて、もっとポジティブに考えられた。それで最後まで戦えたんだと思う。
Q:5セットやったのは初めて?
2回目です。
Q:デビスカップで?
そうです。
Q:どうやって5セット戦ったの?自分自身に、何を言い続けた?
第4セットはちょっと捨ててました。疲れてたので、第5セットで戦おうと思った。
Q:大会前に誰かがあなたに、あなたがここまで勝ち進んで世界4位を倒すって言ったら、信じたと思う?
いいえ。予選に出るつもりでした、その方がタフだけど。だから全米の本選に出られるだけでハッピーだった。1回戦はすごくタフだった。シード選手で、すごい選手だって知ってた。勝って嬉しかった。
Q:日本では大騒ぎだろうね。
ええ・・・。よくわからない。
Q:テレビで、今までで一番大きな勝利だって言ってたね。今年デルレイビーチで優勝してる。その自信が、今夜助けになったと思う?
ええ、そう思います。前より自信がついた。何ヶ月か前、ナダルと試合していいプレーをした。彼から1セット取った。でも今日は5セットやって、疲れた。
Q:途中でイギリスの旗が表紙についた、英語の本を読んでたね。何の本なの?
試合中何をすべきかとか・・・言いたくないです。
Q:試合中、自分に言い聞かせるキーワードみたいなもの?
そうです。
Q:一つ教えて。
落ち着け。腹を立てるな。そんなことです。
Q:脚は第3セットから痙攣し始めたの?
第3セットの途中から。第4セットにはひどくなった。
Q:脚が痙攣してサーブの威力が少し落ちた?
ええ。
Q:第3セットにはマイナス10マイル、第4セットには更にマイナス10マイルって感じだった。
トレーナーが来た後はだいぶ良くなったけど、それでも最後の2ゲームぐらいは動くのも大変だった。
Q:5セットに慣れてないからだと思う?
ええ、それに1回戦でも痙攣したし。だから・・・そうだと思います。
Q:観客は、少なくとも最初から第3セットまでは、あなたの応援の方が多かった。それに励まされた?ルイ・アームストロング・スタジアムであなたの名前がコールされることに。
ええ、それが今日一番重要なことだったと思います。すごく助けられた、それとコーチと家族に。今日は本当にエキサイトしてました。
Q:最初のマッチポイントの時、誰かが叫んだね。気になった?トスをやり直してたけど。
何も聞こえませんでした。
Q:今も痛い?会見に入ってきた時、ちょっと痛そうだった。
体中痛いです。足首も脚も、背中も。
Q:試合の後でこんなに疲れたことある?
初めてだと思う、でも最初の日はもっとタフだった。両脚が痙攣して。試合のあと動くこともできなかったから。
Q:疲れただけ?それとも次の試合に影響があるような問題だと思う?大丈夫?
ええ、そんなにひどくないです。脚がはって痛いだけ。後でストレッチとかバイクとかすればそれで大丈夫だと思います。
Q:5年前に日本からアメリカに来た時のこと話してくれる?すごく若かった。アメリカの文化に慣れるのに一番大変だったことは何?
盛田さんがこっちに来るのを助けてくれて、日本人の友達も2人一緒に来ました。英語が話せなくて、すごくナーバスでした。何もかもが恐かった、アメリカ人が。でも今は大丈夫です。(笑)
あそこにいるのはいい選手ばかり、20人か30人ぐらい、みんな僕より強い、トッププロの人達です。
Q:家族と来たの?一人で?
僕だけです。家族は年に1・2回来ます。
Q:あなたは日本の男子選手が確か1995年以来やっていないことを成し遂げた。歴史的なことだね。あなたにとってどんな意味がある?
歴史的とか、そういう風に考えたことはないです。でも松岡さんがウィンブルドンで準々決勝に行ったのは知ってます。誇りに思ってます。まあ。
Q:杉山選手が観戦して、応援して、すごく楽しんでた。もう彼女と話した?
いえ、まだです。
Q:松岡さんからアドバイスを受けてるの?
ええ、時々。Eメールで。
Q:どんなこと?
今思いつきません。ごめんなさい。
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